ペットを飼う

子どもが巣立った家に夫婦2人。会話がなくなり、表情も乏しくなって、どうしても単調な毎日を送ってしまいがちです。そんな時、心の支えになってくれるのは、愛すべきペットの存在。小さな動物の世話をすることで精神が安定する、という話は良く知られていますね。

そこで、ペットを飼うことによる認知症予防の方法について考えてみましょう。 

ペットと一緒に外へ出よう!

かわいい犬の写真

犬を飼い始めると生活が一変すると言います。特に大型犬の場合などは、毎朝毎晩、しっかりと運動させないとストレスが溜まってしまいますから、ペットを連れて外へ出る機会が急激に増えるわけです。

それまでは見向きもしなかった公園へ足を向けるようになり、気温の変化や季節の変化を敏感に感じられるようになります。四季の草花の彩りや香りを楽しみ、ペットを飼う人同士の人間関係も生まれることでしょう。単純に運動量が増える、という効果もありますね。

小さな動物に引っ張られて外へ出ると、それまでは見過ごしていたことを発見したり、新しい出会いや驚きがあります。それらはすべて刺激となり、脳を活性化させてくれるはずです。ペットを飼うことは、社会参加の機会や体を動かす時間を増やし、心にも体にも老化防止の効果があると言えるでしょう。

ペットが感情を表すきっかけになることも

かわいい猫の写真

認知症を患う方が多く暮らす施設で、ペット療法を行っているところが増えています。犬や猫に触れることで、「感情表現の乏しかった方の表情が明るくなった」という話や「笑顔が増えた」というエピソードはよく聞きますね。

愛情の対象になってくれるペットは、時に感情のやり場にもなってくれます。ペットに愚痴をこぼすと、まるで聞いてくれている表情や、慰めてくれているように感じ、それだけで人は癒されます。家族や身近な人には恥ずかしくて見せられない“悲しい”や“嬉しい”などの感情も、ペットには素直に見せられる、という声も多く聞きます。ペットのおかげで家族の会話が増えた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

動物のお世話をすることで感情表現が豊かになったり、ストレスがなくなったり。心理的に安定するというのは、生活や身体の変化が激しい時期である中高年の方にとって、大きなメリットではないでしょうか。

高齢者がペットを飼うときの注意点

さびしそうな犬の写真

ペットを飼うには、それなりの責任も生じます。「この子は自分が面倒を見てあげなければ」という責任感や、頼られている感覚を持つことは、脳の活性化につながりますが、本当に最後まで見てあげられるか、ということをしっかりと考えなければなりません。

最近は、飼い主が亡くなった後に残されたペットをどうするか、ということが大きな問題となっているそうです。飼い主の側が高齢化し、最後まで面倒を見られない、ケアをしてあげられないという理由で捨てられたり、保健所やケアグループへ持ち込まれるケースも増えているとか。いずれにせよ、ペットを飼うことは軽い気持ちで始められることではありません。

小さな命をいとおしむことは、老後の人生を豊かにし、若々しく過ごすためのきっかけを与えてくれますが、アレルギーや感染症のリスクなども考えて家族ともよく相談し、慎重に行う必要があるでしょう。

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